あれは確か20歳くらいの頃、とある洋服屋さんでバイトしてた頃のことです。
店長とスタッフ4名ほどの小さなお店でしたが、本社はメーカーとフランチャイズでいくつか洋服のショップを経営しているという小さな会社でした。
ワタシが入って、すぐ交代でやってきた店長は途中入社したばかりの男性で、当事37.8歳くらいだったと思います。あとのスタッフは20代後半の男性と20歳の女子社員、ワタシともう一人がバイト。
ワタシは若い小娘だったけど、新しい店長はちょっと俗っぽい印象の人で、胡散臭さを本能的に感じてたんです。
ワタシは店長に親近感は抱けなかったけど、社員の女の子は素直で従順だったから店長に可愛がられていましたね。
さて、店長が入社して3ヶ月くらいたった頃、飲み会がありました。ワタシは家が遠かったので一次会で早々に帰り、社員の男性ともう一人のバイト女子も2次会の途中で帰ったそうです。
酔った勢いで…
そして店長と社員の女の子が残ったわけですが、その帰り道に店長はなんと、その20歳の社員の子をホテルに連れ込もうとしたのです。
店長は既婚者で子持ち。もちろん社員の女の子は拒否して逃げ帰ったそうです。いずれにしてもなんと大胆な事をと、びっくりしました。
次の日、社員の女の子は出勤せずに辞めると言い出して、結局この事は本社に知られる事となり、ちょっとした大騒動になりました。
もちろん店長は即クビ。残されたワタシ達はただ目を丸くするばかりで、二人も急に居なくなったのでお店は大変な状況に。
被害者の女の子にとっては忌まわしい記憶でしょうが、ワタシにとってはお粗末過ぎて笑える事件でしたね。
そして人間の見た目には、考えてるゲスな事が表れるもんだなーと。年をとればとるほど、内面が外見に表れてしまう、気をつけようと戒めになります。