入居希望者は生活保護者だった

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ワタシの友人でアパートの大家をやっている人がいます。そのアパートは東京杉並区の外れにあって、築30年くらいの「庶民的な」アパートです。
でも部屋は世帯向きの2DKと広い間取りなので家賃は8万ちょいします。その辺りの相場としては妥当なんじゃないかな。(ちなみに築浅の小綺麗な1Kのアパートで8万くらいする地域です)

住人は夫婦者や兄弟とかの2人暮らしか、一人で広い間取りで暮らしたい人などだそうで、外観はまぁボロだけど、2人で住んで一人当たり4万ちょっとですむならお得じゃないでしょうかね。

 

それで、そのアパートも入居者確保するのがだんだんと厳しくなってきたらしい。友人がいうには新しい賃貸物件が周りに増えたし、賃貸人口は減る一方だそうだ。ちょっと気が利いて頭金などある中流層は、今時はマンションを買ってしまうため、属性の低い層か、高級賃貸に住む高所得層に賃貸は分かれるとか云ってました。両極端になってきたのかな。(あくまでも複数で住むような世帯に限ってですかね)

さてそのアパートですが空き部屋に最近、入居希望者があったそうです。お母さんと子供の2人家庭らしいですが、なんと生活保護世帯だとのこと。

「それなら毎月支給される生活保護費から天引きとかしてもらえば家賃の取りっぱぐれないんじゃない?」
などとワタシは思ったのですが、そういう強制的なことは出来ないらしい。あくまで一旦本人に入金されたお金から本人が直接支払う法しかないらしい。ウーン、生活保護ってなんかアマアマ支給の仕方してるのね・・・

      最近すごい食欲で完全に太りました・・・ マズイぞ・・・

ワタシはちゃんと毎月支払うかしら?と不安に思ったけど、友人は入居を了承しました。このレベルの入居者で断ったりなど贅沢は云ってられないそうです。生活保護者だから必ずしも滞納するとかでもないとか。

友人は親の代から受け継いだ物件であまり大家業に熱意もないので売れるうちに売りたいと云ってます。一時期、サラリーマン大家さんだとか流行った時代もあったけど、今は入居者確保も厳しくてしかも滞納の心労もあるし、労力に見合わないかも。これから賃貸経営は素人が参入するのは難しそうですね。

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