ドラマ「黒革の手帖」悪女は負けないから面白い、原作よりしたたかね

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米倉涼子が主役のドラマ、松本清張原作の「黒革の手帖」の元子ママ役がかなりはまり役だったので、武井咲ちゃんはちょっと若すぎるんじゃないのかな~と思いました。

背が高くてスラリと細身の体型も和服には仇となりますね。
着物はやっぱり小柄な茶筒体型が一番だわw 今でも米倉さんと釈由美子さんの迫力ある悪女役の方が凄く印象に残ってます。

ところでこの「黒革の手帖」って大昔にもドラマ化されてるのを知ってました?
米倉さんバージョンが2番目で一番最初はまだワタシが10代の学生の頃、主演は山本陽子さんでした。

山本陽子さんといえば和服の美人女優で、今もたまにテレビで観ると、ご高齢でもまだまだおキレイです。でも肝心のストーリーは最初の山本陽子バージョンが原作に一番忠実で、米倉さんバージョンだと元子は負けても強気で不死鳥のように復活してました。

原作では元子は己の野心で欲を出し過ぎ、自分を恨んでいる人たちが復讐のために用意周到に計画した詐欺話に騙されてしまい、自分のお店「カルネ」をも失う。

そして好きだった男も実は自分を裏切って詐欺の手助けをしていたと判明。さらに、妊娠流産となり、救急車で担ぎ込まれた病院がかつて自分が恐喝してお金を取った医者の病院だったので、元子は驚き悲鳴をあげ、殺されてしまう事を予想する悲惨な終わり方でした。。。

松本清張の小説は悪は最後滅びる的なオチが多いかもしれないですね。清張作で他に面白いのは「聞かなかった場所」かな。これもシンプルな話と思ったら、突き詰め過ぎてとんでもない事実が…またこれが最後がやっぱり悲惨ですw

あと凄いわ~と唸るほど面白かったのは宮部みゆきの「火車」でした。有名な小説だし、長編で長いけど、読み始めたら止まらす、2日間かけて読んだ記憶が有ります。親の借金が原因で… すごい展開になるストーリーです。
年末年始のお休みに読むのにはお勧めですよ。

 

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