スポンサーリンク
「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」というフレーズは作家の林芙美子が好んで色紙に書き添えた言葉だったそうです。
林芙美子は昭和初期の女流作家で、自伝的小説の「放浪記」は森光子がずっと舞台で演じてたので有名。
花の命は…なんて、こんな暗い言葉を書くなんて林芙美子って自虐的で根暗な作家なのかと思いましたが、このフレーズは抜粋部分だったんです。
人生は短くて苦しいことが多いけれど、揺さぶられ、稲妻のように光輝くこともある。
という感じでした。
女性の美しい期間は短いよという意味ではなくて、生きる女性を励ましてる詩なのでは。
林芙美子は生い立ちはとても貧しくて苦労人でしたからね。
林芙美子は高等女学校を卒業して、恋人を追いかけて上京する。
職を転々としながら、金が無い男に尽くしたり、また別の男には暴力を振るわれたり酷い目にあうけれど、それでも尽くし誰かと一緒に居たいという奔放で情熱的な女性。
そう言えば、あの瀬戸内寂聴も子供を置いて男と駆け落ちして、それから以降もずっと男性関係は奔放で、すったもんだしてた人です。
良家の娘さんだったので、女学生の頃に見合いして婚約、結婚したから、恋愛をしたこともなかったのでは。
寂静さんが悔い改め、世俗から離れたいと思ったのもわかるような気がします。