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桜の季節が終わり、GWまでのはざまでゆっくり参拝できるだろうと千葉館山の洲崎神社(すのさき)へ行ってきました。
ここの場所は房総半島の左のポチッと突き出た出っ張り部分に当たります。房総半島の端っこの位置ですね。
着いてすぐに、うわーとびっくりするようなウグイスの大合唱で歓迎された気分になりました。
落語家の江戸屋猫八の物まねならテレビで聴いたことがあるけど、ちょっと生でホーホケキョの鳴き声は本当に癒されますねぇ。
鳥居の先に見えるのは148段の階段で、本殿は標高110mの御手洗山(みたらしやま)の中腹にあります。
上を見上げると、はー長い…
入り口に竹の棒があって、お使い下さいとありました。傾斜がきつそうに見えたけど登ってみたらそれほどでもなくて、手すりに捕まれば何とか登り切れますね。
登りながら振り返り、振り返り、景色を見るのも楽しい。
上に着いたら内房の絶景が見えますから、これも又癒されポイントです。
漁師にとっての漁業神、船乗りにとっての航海神の神社です。
1180年8月、相模国石橋山の戦いに敗れ、海路で安房に渡った源頼朝が洲崎神社を参拝。その後も信仰を続けたという。
そして安房神社の神様とご夫婦神様で、こちらは女の神様なので奥様の方ですね。
古代では安房神社と同等の扱いだったけれど、明治以降の近代社格制度により今は兼務社となり、神職は常駐していない。ちょっと格が下がってしまったのね。
神職さんが居なくて淋しい気もしますが、平日でも参拝客はワタシの他に、この時もチラホラ来ています。
境内社には稲荷神社と金毘羅神社があります。
さて、階段を下って神社を出た道路の真向かいには浜の鳥居がありまして、その先に御神石(ごしんせき)がありますから、これは見ておかないと。
御神石は横須賀の安房口神社にあるものと対をなし、海上安全のため東京湾の入り口を守る狛犬のように祀られているそうです。何だかピーナッツのような形。
しかし内房にも何度も来てますが、スッキリと向う側の富士山が見えた事って一度も無いんですよ。この日も晴れてましたが、残念ながら海の向こう側は何も見えない…
出会いの鐘というのがあったので、誰も居ないのをいい事にカッコン、カッコン鳴らしてみました。笑
洲崎神社は神職さんがいないのに参拝者は誰かしら来ています。初めて来たっぽい人と、リピーターの参拝者と思える人も。これは良いパワーが自然と人を惹き付けるんじゃないかしら?
とにかく海の眺めと山の気分が楽しめてとても癒されるので勧めです。ちなみに御朱印は書いたものが置いてありましたので集めてる方もご安心下さい。
※書ききれなかった裏話はこちらに書いております。