かつてセミリタイアする前、心身ともに疲れ心が弱った時は、「仕事辞めたいなー、辞められたらなぁ」「あーあ、養って貰える専業主婦っていいよなぁ」と思う事がありました。
「そんなことないわよ、家事仕事だって大変なのよ」という意見もあるだろうけど、どう考えても家の仕事なんては会社勤めに比べたらはるかに甘いよね。
いつまでにという期限が有るわけじゃ無いし、イヤならやらなくてもまぁ何とかなる。
夫がネチネチ文句言ったとしても、フンと鼻をならしてそっぽ向けはいい。会社の上司に叱責されるというのとは全然違うものね。そういうわけで、仕事に疲れ弱気になった時は、頼れる夫がいたらいいのになぁ~と思う事はあったのです。
さて昔勤めてた会社のパート主婦のTさんは当時46歳で、5歳年下の夫がいました。Tさんは子供も居ないし、お金がどうしても欲しいという必死さはなく、お気楽な働きぶり。仕事が暇な時は率先して早上がりばかりしていました。
ところがある日突然、Tさんのご主人が地元に戻って暮らしたいと会社を退職してしまったのです。
東京を離れる事に大反対したTさんと、夫婦で大モメした結果、田舎へ戻る事は諦めたご主人は、東京で再就職先を探すことになりました。しかし当然の如く、40代の職探しは厳しい。なんで相談もせず早まって辞めてしまったのか、とTさんはご主人の愚痴をこぼしていました。
それでも何とか以前とは全然違う職種に就職できたけれど収入は激減です。社会経験はあっても40代未経験職種なんてそんなもんですよ。
以前はユルユルの勤務ぶりで早上がりばかりしてたTさんだけど、その後は打って変わって終日びっちり働くようになり、勤務日数も扶養控除以内はやめて、もっと働きたいと言ってました。自分で稼ぐ覚悟を決めたみたいでしたね。
というわけで、経済的に頼りにならず、却ってお荷物になるぐらいの夫なら、いない方がイライラしなくてイイワーと、やっぱりワタシは思ったのでした。損得の感情を勝るほど、愛情があるとか子供が欲しいとかであれば別だけどネ。。。
この考え方にようやく昨今の男性たちも気付いたのかな?と思います。
家でグータラしててもいいから、束縛したいと思うほどの女性ならば結婚したいのじゃないかしらね?~