社会人になって何年か経ってからですが、仕事で嫌な思いをしたりすると現実逃避したくなり、公務員になれば良かったなーと真剣に思った事があります。
公務員は営利企業じゃないから生産性を求められなくてつくづくいいなーと。淡々と仕事をこなしさえすれば、定時に帰れるし、不況に強く収入は安定してる。楽だよね~という風なイメージで羨ましかったのです。
だって市役所などで見かけるのは、覇気のない職員の方ばかり。しかもトシはいってるオジサンだから勤続年数だけは長い。となると多分給料はそこそこ貰ってるはず。
やりがいさえ求めなければ、この程度の仕事で高給もらえるんだからとてもラッキー。こんな楽な仕事はないよね思ってました。
ところが最近になって元公務員の方達のブログを読んで、アラ、もしかして公務員ってワタシのイメージと違うかも…と気付いたんです。
生産性を求められないから目標達成というプレッシャーはないものの、その代り評価されるのはヒューマンスキルが100%の世界だというのを読んで、全く意表をつかれました。
民間企業以上に人付き合いが重要なんて… それじゃワタシは公務員に向いてないですよ。
職場の付き合いに参加して同僚に気を使い、上司にゴマをすらないと出世はできないなんて。。。コミュニケーション力が絶対必要な職業とは想定外でした。
隣の芝生は青く見えると云うけれど、傍から見てるほど気楽ではないのね。出世を諦めてプライドを捨てれば一生安泰なんだろうけど…それは普通の神経ではキツイか。
実際にその世界に居た方達の言葉ですから重みがあり、苦悩が深かったんだろうなとお察ししました。