先日、山口恵以子さんという作家さんが、寸でのところで振り込め詐欺に騙されそうになったとラジオ番組で話してました。
作家と言えば物知りでインテリなのに、そんな人が全く疑わずに信じてしまったその手口を聴いて、そこまで巧妙なのかと、まさかの手口に驚きました。
これだからいい歳の大人が騙されてしまうのかと。
ある日役所の保険金課から、お亡くなりになったお母さんの高額医療費の戻し金があるが、期限を過ぎたのに手続きされてませんよと電話があったそう。
期限過ぎたなら諦めますと云った所、特例としてこのお電話でお手続きしますと言われ、嬉しくなり振込先の銀行名を伝えた。そして後日、その銀行の担当者から連絡がありますといわれ電話を切られた。
翌日にその銀行の担当者から電話があり、還付金を得るには引き替え番号を取得する必要があるのでATMで操作が必要と、ATMへと誘導される。
そこで本人確認ボタンは無いか? 無いですよと云うと、「もしかしたら残高照会となってるかもしれない、押したら表示された数字を右から読んで下さい」と上手く錯覚させられ、残高を伝えてしまったそうだ。
それから後、振込のボタン、地方銀行と指示された所でやっと、あっおかしいと気付き電話を切り、難を逃れたんだそう。
しかしその後、今度は警察から、山口さんの個人情報が逮捕された振込め詐欺グループから押収されたと電話があったという。
しかし、それも詐欺グループが警察になりすましてたそうで、えーそこまでするの?と空恐ろしくなりました。(詳しくはこちらへ)
全く当てずっぽうに電話してるわけじゃなく、家族構成をきちんと調べ、狙いを定めて詐欺を仕掛ける辺りは怖いですよ。
家電話って居住確認や証明になるので必要な事もあるけど、これから家電話を設置するのは危険を伴うかも。