年を取るごとに、段々出来ない事が増えて来るのよ

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3年前、母親にそろそろ同居してもいいよと言ったところ、

あっさり断られたんです。

二階の部屋で就寝してるので、階段踏み外して寝たきりになったら困る。

料理してガスを使ったりするのも危ないしね。

だけど、自分のペースで暮らすのが快適過ぎて、ウンと言わない。

ひとり暮らしを続けたがったのです。

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86歳、そろそろひとり暮らしも限界だったか

 

しかしその後、お隣のオジサンの野焼きが爆発し、実家に火が燃え移り全焼。

住む家が無くなり、否応なくワタシと同居となったのでした。

目の前で家が燃え、怖い思いをしたでしょうが、

同居で良かったんじゃない?と思う。

一緒に暮らしてから母の様子を見てると

やっぱりひとり暮らしは限界だったかなと思う事が多いんですよ。

 

まず掃除が出来てない。

雑な掃除で、結局汚れが溜まり不衛生。

そして、いつの間にかリウマチで手が変形し、包丁を持つ手が危なっかしい。

あとは動きが緩慢なので、物忘れのため火の不始末が怖い。

もう86歳ですから無理もないかと思います。

しかし、よく考えると自分だっていずれはひとり暮らしで年を取るのです。

今の母の出来てない所、自分もそうなるわけですよ。

 

掃除が出来ないなら、やっぱり家の中の物を減らさないといけないよ。

 

 

火の不始末が怖いからガスレンジは使わず、電子調理器に変える。

そもそも80歳を過ぎたらまともな料理はしようとしなくていいの。

宅配のお弁当を契約したりとか、冷食チンするので十分だ。

母のふり見て我がふり直せ、じゃないけど

今の母親の姿が、いずれ自分の80代の姿。

反面教師になっているわけです。

そう思ったら

ケンカしてムカついても心をなだめないとね。

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