ある知人の夫婦の話です。
奥さんの方は元々身体が弱くて虚弱体質だったんですが、ある日バタッと倒れてそのまま急死してしまいました。
子供はおらず、ご主人は3年たって再婚した。
酷く悲しんでいたのに、再婚するの早くね?と思いましたよ。
だけどこういう寂しがりの人は、誰かを求める気持ちが強いのでしょう。
死んだ人より、生きてる人間優先なのでしょうがないです。
死別再婚の場合困るのは…
そこで問題となったのは前妻の位牌ですよ。
離婚じゃなくて死別の場合、こういう問題は微妙ですね。
桜井識子さんによると、位牌の中に魂が入ってるわけじゃなくて、あの世に居る方が来られるのはお墓と仏壇なんだそうです。
そこで話しかければこちらの声は相手に伝わるそうで、亡くなった方との交信場所ということらしい。
だからお墓や仏壇にお供え物をすれば、本人に届くということ。
しかし再婚した新しい奥さんにしてみれば、これはちょっと困りますよ。
前妻の子供がいるわけじゃないし、これから新しいスタートなのに、位牌が有ったら過去を振り返るようで嫌な感じよ。
ご主人の方も新しい奥さんの手前、どうしたものかと考え、とりあえずは実家に預かって貰ったそうです。
うちの実家も位牌ありますが、やはり困ってます。
残された家族が困るものはつくっちゃいけないよね。
それで母親が死んだ時に、お棺に入れようかと思ってます。
位牌は不要、思い出してあげるのが一番の供養としてる宗派は浄土真宗です。
ワタシ自身も、故人を思ってお祈りするのに位牌が無ければ出来ないとか、物は必要はないという考えですね。